こんにちは。
ここ最近の東京は晴れ間&秋の風で過ごしやすい気候となっています。
そんな中、土曜日に近所を歩いていると行列が。
「この新型コロナの時代に行列ができることなんてあんまりないなぁ。しかも、この辺に飲食店とかなかったと思うけど?」と行列の先を見ると、地元の診療所でした。
そして、よく観察してみると行列はご高齢の方々ばかり。
10月になったので、インフルエンザの予防接種の時期なのですね。
専門家によると、これまでの医学的知見に基づけば、季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症を臨床的に鑑別することは困難なのだそうです。
つまり、見分けることが難しい。
そうなると、インフルエンザの流行により発熱する方が増え、原因が新型コロナとは限らない発熱外来への受診者が増加してしまうということにつながります。
そこで、まずは、インフルエンザの重症化をさけるために予防接種をするという流れです。
65歳以上の方は今期に限り無料という自治体も多く、いつもより予防接種を希望する人が増えるのでは?という心配もされています。
ただ、厚労省によると、いつもよりワクチン数も増量して対応するそうなので、ものすごく焦って接種する必要はないと思われます。
(過去5年で最大量(最大約6300万人分)のワクチンを供給予定とのこと(厚労省サイトより))
急いで予防接種を受けると実は心配なこともあります。
インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。
この流行シーズンに効果があるようにと考えた時、接種後2週間ほどで免疫を獲得(予防接種の効果が出てきて)し、その効果のある期間は5か月ほどと一般的に言われているため、今、接種すると4月くらいの流行終わりには効果が弱まってしまう?という心配もあります。
(もちろん、流行時期が早まる可能性もあるので、一概に早く接種することが不可なわけでもありません)
特に今期はより必要な方に安定して供給されるよう、厚労省からお願いが出ています。
ということです。(そのため先週末はご高齢の方の行列だったんですね)
希望される場合には、遅くても12月上旬までには医療機関で接種しましょう。
なお、弊社職員はアレルギーなど特段理由がある場合を除き、インフルエンザ予防接種を毎年行っております。
参考:
健栄製薬一般向けサイト
https://general.kenei-pharm.com/learn/influenza/4530/