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梅雨時も熱中症に注意

  • 2024年6月13日

気温がそこまで高くなくても、湿度が高いために熱中症になる「梅雨型熱中症」という言葉をご存知ですか?

熱中症というと「猛暑!真夏!」という時に起こるものというイメージですが、実は6月頃から気を付ける必要があります。(もちろん真夏の熱中症が最も多いのですが、熱中症での救急搬送が増えてくるのは6月頃からだそうです)

熱中症のリスクを測る指標として「暑さ指数」というものがあります。
暑さ指数は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標で、人体と外気との熱のやりとりに着目した指標なので、気温だけでなく湿度や周辺の熱環境を含め導き出されます。

梅雨時の湿度は80%超える日もありますよね?
そうするとたとえ気温が低くても、汗が蒸発しにくく体温も下がりにくいという状態になりがちで、暑さ指数が警戒レベルになることもあるため、意図せず熱中症になることもあるのです。

特にご高齢の方は体温の調整機能が低下していたり、気温の変化を感じにくかったりということからエアコンをつけたり着替えをするなどの行動が遅くなりがちです。また、若い方に比べ体内の水分量が少ないため、より脱水のリスクが高まります。

「まだ6月だし、最高気温26度?なら大丈夫。」と思わず、日頃から水分補給や軽い運動、食事管理をしながら気を付けて過ごしていきましょう。

【参考】
大塚製薬
https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/
毎日新聞「室温26度でも要注意 「梅雨型熱中症」今からできる対策は?」
https://mainichi.jp/articles/20240613/k00/00m/040/010000c
環境省「暑さ指数」
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt_data.php